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EmiriSystemは、Ricoh Thetaに対応しています。このカメラで撮った写真をアルバムにアップロードすると上の動画にあるような全天球写真をインタラクティブにぐりぐり回して楽しむことができます(ぐりぐり画像はこちら)。
Emiriパパはこのカメラを発売前から注目していて予約して購入。Emiriパパが注目したのは単に全天球であるというだけではありません。それは、VR(Virtual Reality:仮想現実)と組み合わせたときにすごいことになると思ったからです。VRの世界では米国のキックスタータから一つのブレイクスルーデバイスが登場しています。日経ビジネスサテライトとかでも何度か取り上げられているOculusRiftがそれです。VRでいう没入感(その場に居る感じ)がとても高まります。そしてEmiriパパが可能性は感じたのはこれとThetaとの組み合わせです。
ディズニーランドに行ってThetaで写真を撮ったとします。後からOculusRiftのようなVRで再現するともう一度その場に立つことができるのです。何年も経てばもう子ども達も大きくなっているでしょう。あの日ディズニーランドのワールドバザール前の雑踏で記念撮影したその場にもう一度立つことができるのです。何年も経ってからそんな体験ができるなんとすごいとおもったのです。そのためには今360°全天球カメラで撮影しておかなければなりません。

Oculusのような本格的なヘッドマウントディスプレイはなかなか一般的ではないですが、実はGoogleが出しているような段ボールで作った簡易ディスプレイもあります。この段ボールヘッドギアに自分のスマートフォンを挿して使います。手作りしてもそんなに難しくないですね。レンズは100均一でも手に入ります。これがなかなかどうしてしっかり見えます。この段ボールとスマホがあれば見られるのでとってもお手軽で、それでいて自分の向く方向にあわせて見たい方が見えるというのはまったく新しい体験です。簡易ですが十分にその場にトリップしたような感覚が得られます。

今手に入るOcurlusRiftのversion1で早速Theat+VRの実力を試してみました。まだまだ画質的には荒いですが上で書いたようなディズニーランドにタイムスリップを十分に体験することができました。きっと将来はこういう方向に行くんだろうなーと思います。仮想現実とかゴーグルとかちょっとマニアックですがすぐに身近なものになると思います。子どもが小さいならば是非今のこの空気全体360°を切り取っておきたいですね。お父さんが今残しておくしかないと思うのです。Ricoh Thetaがタイムカプセルだと思うのはそういうことです。Ricoh Theta。新しい家族写真のあり方にチャレンジする価値はありかと思います。
さて実際の使い勝手ですが、ファインダーもリモコンもセルフタイマーさえなくてちょっと使いづらいですがこういったジャンルのパイオニア的製品なので今は許せます。本体のシャッターボタンを押すかスマホからコントロールするのですが、Wifi接続のみで専用にアドホックなネットワークを組む事になるのでその切り替えも面倒です(他にWifi接続しているときは切り替えないといけない)。シャッターボタンを使うとどうしても自分の手が写ってしまうのでせめてセルフタイマーは欲しかったかな。そうすればシャッター押してどこかに置いてから撮ることもできたのではないかと思います。
最後に月並みですがAmazonのリンクを貼っておきますのでご購入の際は是非こちらから(Emiriパパが買ったときから1万円も値下がりしてます)。